X(旧:Twitter)での誹謗中傷や個人情報の漏えい、なりすまし投稿は削除請求をしましょう。

この記事ではX(旧:Twitter)での誹謗中傷などでお悩みの皆様に向けて、削除する方法を弁護士が解説します。

なお、削除できるかどうかの判断は難しいです。まずは弁護士へのご相談をお勧めします。

目次

X(旧:Twitter)で多いトラブル

  • X(旧:Twitter)で多いトラブルは誹謗中傷や個人情報の漏えい、なりすまし投稿です。
  • ツイートは容易に拡散します。誹謗中傷などの投稿が拡散して炎上しやすいです。
  • 炎上する前に問題のある投稿を削除することが有効です。

削除できる投稿

X(旧:Twitter)のルールで次のような投稿は禁止されています。

  • 暴力的な発言に関する投稿
  • 攻撃的な行為/嫌がらせに関する投稿
  • 個人情報に関する投稿
  • 著作権及び商標権を侵害する投稿
  • なりすまし投稿

ポリシーに違反したとX(旧:Twitter)が判断すると、アカウント凍結などの措置がとられます。

禁止行為ごとにポリシーが定められています。

X(旧:Twitter)に削除請求を行う方法

X(旧:Twitter)に削除請求を行う流れは次のとおりです。

Step1
問題のある投稿がX(旧:Twitter)のポリシーに違反しているか確認
Step2
ツイート上部からツイートを報告
もしくはヘルプセンターから違反ツイートを報告
Step3
違反事由について選択
Step4
報告内容を確認
Step5
送信

違反報告を行っても、ツイートが削除されたり、アカウントが凍結されるとは限りません。

X(旧:Twitter)側の判断に一任されます。

X(旧:Twitter)は削除のハードルが高いのが実情です。

なりすまし被害をヘルプセンターから申告する場合の画面


弁護士に依頼すべき理由

弁護士に依頼をすべき理由は次の3つです。

(1) 法的観点に基づいた削除理由を作成します

X(旧:Twitter)はあまり削除請求に応じません。そのため、法的観点に基づき権利侵害の理由を説得的に説明することが重要です。

削除理由の作成は弁護士に依頼するべきです。

(2) 削除の仮処分や発信者の特定手続も可能です

X(旧:Twitter)は違反報告を行っても削除等の対応をとらないことが多いです。

X(旧:Twitter)が対応しないときは削除仮処分などの裁判所の手続きを利用します。発信者を特定したいときは開示命令の申立てもあります。

弁護士に依頼すると、会社を代理して弁護士が手続きを行います。

(3) 会社で対応する手間が減り、時間も短縮できます

会社自らで行う場合、手探りの状態で調べながらの対応となり、手間と時間がかかります。

弁護士に依頼すると会社で対応する手間が減ります。効率的に手続きが進み、時間の短縮にもつながります。

まとめ:X(旧:Twitter)

削除を請求する方法は、裁判外の任意請求と裁判上の請求の2つです。

X(旧:Twitter)は任意の削除のハードルが高いのが実情です。

X(旧:Twitter)が対応しないときは削除仮処分などの裁判所の手続きを利用しましょう。

削除できる範囲の判断は難しいです。弁護士へのご相談をお勧めします。

※上記記事は、本記事作成時点における法律・裁判例等に基づくものとなります。また、本記事の作成者の私見等を多分に含むものであり、内容の正確性を必ずしも保証するものではありませんので、ご了承ください。

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